とつぜんですが
あなたは昨年忘年会にどれくらい参加しましたか?
会社や友人との忘年会ではなくオフィシャルな忘年会や懇親会には参加しましたか?
前回の記事ではネットの不動産情報は全てエンドユーザー向けの価格だと書きました。
そして不動産は情報が命ということも書きました。
ではエンドユーザー向けではない不動産の情報はどうやったら手にはいるのか。
半分くらい答えがみえてしまいましたがこれから書いていきます。
目次
未公開の物件情報を手に入れろ!
不動産セミナーや懇親会への参加
昨年、僕はあるオフィシャルな忘年会に参加しました。
忘年会のテーマは
「在留外国人たちとの共生」
というもの。
ぱっとみてテーマの趣旨がよくわかりませんが
テーマはあまり重要ではなく
僕はたまたまこの忘年会の主催者を知っていました。
外国人向けに賃貸物件を紹介している不動産業者や弁護士です。
その顔ぶれがわかっただけですぐにテーマに意味がないことに気づきました。
(失礼ですが)
この忘年会は在留外国人向けビジネスで稼ぎたい人たちの集まりなのです。
会場に行ってみると参加者の業種はさまざまでしたが
だいたい不動産業者と士業(弁護士や税理士など)の人たちです。
在留外国人はすこし参加しているくらいでした。
僕は一人の知人をその忘年会に誘いました。
彼はさいきん親父さんが亡くなったそうで
遺産がはいったから ”なにか” に投資したい
と僕に言ってきました。
僕はテーマを気にせずにこういった集まりに参加することが大事だと彼に伝えました。
不動産の情報を持っている人とは?
何度もいいますが不動産は情報が命です。
情報は”人”から”人”に伝わります。
そしてその情報を多く持っている代表的な業種は
不動産業者(あたりまえ)と士業の人たちです。
ほかにも金融系やコンサルタントなども情報を持っています。
不動産が動く(売買される)までをイメージしてください。
例えば相続が発生した場合。
相続の手続きに詳しくない人は税理士などに相談に行きます。
不動産を相続する場合もありますが
売却して現金に変えなければならない場合もあります。
弁護士も同様です。
民事相談を受けるということは
当事者の所有物(不動産)を売却せざるを得ない状況かもしれません。
買う気があると思わせろ!
そして集まりに顔を出すのと同じくらい重要なのが
買う気がない人に情報を流してはくれません。
不動産業者はネットに出ていない情報をたくさん持っています
これは前回の記事で書いた「囲い込み」に限ったことではありません。
不動産は商品として販売できるようになるまでにいろんなハードルがあります。
たとえば物件の所有者(旦那とします)の一人から
所有不動産を売却したい
と売却の相談をうけたが
もう一人の所有者(奥さん)が
私は売ることに納得していない
といったように商品になりかけの情報を多く持っています。
その商品になりかけの情報に対して買う意思をみせることが重要です。
不動産業者からしてみれば商品の販売前からすでに買主を見つけているようなもの。
「先にツバをつける」とか「優先交渉権を得る」といったところ。
そして一度その不動産業者から物件を購入すれば次も必ず情報を持ってきてくれます。
あの人ならきっと買ってくれる
と思ってくれます。
自宅に対する意識をかえる
集まりに参加して投資物件の情報はあるかもしれませんが
自宅を探している人にあったピンポイントな情報はまず出てこないでしょう。
自宅を探すときエリアや築年数や間取りなどいろんな条件を決めてから探しますよね。
数千万円の買い物ですから当然のことだと思います。
でも前回の記事で書いた日本人と外国人との感覚のちがいを思い出してください、
外国人はマンションの1部屋でも投資対象としてみます。
自分が住むためのマンションであってでもです。
彼らは不動産の値上がりを期待してマンションを購入します。
自分の探している条件にあわなかったとしても
安く買えるのであれば購入を考えてみてください。
買値が安ければ売却も容易にできます。
築年数のたったマンションをリノベーションして付加価値をつけて売却し
数百万円の利益を上げることも可能でしょう。
まとめ
僕が忘年会に誘った彼はその日なにか情報を得たわけではなかったそうです。
ただその場で名刺交換をして「投資をしたい」「相続により現金を持っている」と
アピールしただけでも最初の一歩を踏みだしたといえます。
彼の目的に合った情報が不動産業者や士業の人のもとに入ったとき
ひょっとしたら彼に連絡があるかもしれません。
個人ブログですのでセミナーなどはやっていませんが
不動産査定の依頼をお受けしています。
不動産に関連した士業(不動産鑑定士・公認会計士・税理士など)のかたを紹介することもできます。
お気軽にお問い合わせフォームでご相談ください。